2012.11.27 コンビニ用セレクト本『浮世艶草子 吉原細見』発売

ukiyo_1105.jpg※コミック乱2012年6月号の表紙 更新が遅くなってしまいましたが、11月26日に今まで発表してきた『浮世艶草子』の中から13本をセレクトしました、コンビニ限定の本が発売されました。お値段は450円ですから、8本収録の単行本よりも、ぐっとお得ではないでしょうか。浮世艶草子をまだ購入していないけれど興味はある、という方には、入門書として最適化と。

セレクト本と申しましても、傑作選というのとはちょっと違っておりまして。個人的に思い入れの深い『吉原細見』を巻頭に置き、そこから親和性の高い内容……吉原や遊郭を描いた作品をセレクトして、さらに艶笑噺とシリアスなお話がだいたい2対1の割合になるぐらいにいろいろと取捨選択してみました。

改めて読み返してみますと、なかなかにバラエティに富んだ内容で、書いた本人が楽しめてしまうのは、やはり八月薫先生の流麗な絵と構成力、演出力のゆえでしょう。今回は、上記のように表紙も描き下ろして頂き、艶とコケティッシュさが融合した、素晴らしい一枚に仕上がっておりますね。まさに現代の浮世絵です。

好評ならば、今後もセレクト本という形での発刊が続くでしょうから、ぜひお手にとって楽しんで頂ければ。なかなか、書店に浮く四谷増資の単行本がないという方、コンビニ用ということで配布の地域も冊数も結構なようでございますので、良き出会いとなれば嬉しゅうございます。


なお、『浮世艶草子』4巻が電子書籍でも配信解禁となりました。書店で入手しにくいという方、電子書籍のほうがスペースを取らなくていいという方、是非どうぞご購入くださいませ。 篁千夏

   

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2012.07.19 無料マンガサイト『ぽけまん』のこと

ぽけまん.jpg※ぽけまんトップページにリンクされれいます さて、更新がすっかり滞っていますが、ちょっと個人的にバタバタしてるのと、篁や深町も忙しい時期なので。というか、深町の熊本は豪雨で大変なことになっていますが。自分(時枝)も鹿児島出身ですが、まぁ、うちの実家は土砂崩れとか堤防決壊の心配はない場所なので。

さてさて、本日は村上もとか先生が帰国され、あおきてつお先生や島崎譲先生など、まだお会いしたことがなかった作家さんとお会いすることに。サーバをお借りしている佐藤秀峰先生とスタッフのかたも合流され、今後についてアレコレと意見交換やお話などを兼ねて。

自分は基本的に作家の意識が全く無いですし、どう頑張っても編集者視点、もっと言えばファンの気分が抜け切れませんから、やっぱり大物漫画家さんとお会いするときには、いちファンでしかないですね。村上先生とは、原作者のデビュー直後に、石川サブロウ先生の紹介でお会いして以来ですから、舞い上がる舞い上がる。


ココらへんはやっぱり、小学生の時に読んでいた作家さんと、中学高校の頃にデビューされた作家さんでは、インパクトが違いますから仕方がない。藤子A先生とか、幼稚園の頃から読んでるわけだしなぁ。すがやみつる先生にお会いした時も感動モンだったけれど、そんな経験はときめきます。

『ぽけまん』のほうも、まずまずのアクセスがあって、自分の周囲とか評判がいいです。やっぱり、同工異曲のファンタジーもどきというか、売れ線狙いの作品にオジサン世代は辟易してる部分はあると思う。自分のリズムや生理にあった、マンガを読みたいと思っている人は多いはずでは……。

確かに、ある時期までは子供の数はどんどん増えていたし、そこを商売のターゲットにしたほうが効率的だったけれど、今は中年のオッサン(自分だってそうだが)がマンガを読んでいても文句を言われる時代じゃない。むしろ、潜在的には今の30歳から50歳ぐらいが、一番マンガ好きで金をかける層ですから。


であるならば、そこの層に向けたメディア……とは言わないけれど、窓口があってもいいんじゃないかと思っています。自分は石川先生や村上先生の作品はけっこう読んでいるはずだけれども、知らない読切や短期連載とか、膨大にある。ガキの頃にそれらの作品に出会えなかった人たちに、チャンネルは開いておきたいのです。

そういう意味では、『ぽけまん』も地味ながら定期的に発信できればと思っています。取り敢えず、そういう意味では座談会の方の構成は自分の役割なので、コチラの方は週一回の割合で、アップしてきたいと思っていますので、来週以降は毎週アップとなると思います。

もちろん、エッセイの方もせっかくの機会なので、あおき先生や竜崎先生、村上先生ら少年ビッグの方で書かれた先生方への単独インタビューとか、やってみたいと思っています。手弁当でも、ベテランの先生方にジックリ話を聞く機会は、自分にとっても財産だから。


Mac Fan誌のインタビューコーナーとか、ページのわりにはけっこう大変な作業なのだが、やっぱり一流の漫画家やイラストレーターにお話を聞くのは、刺激的だし発見も置いですから。もし、そういう点でインタビューや座談会の文字起こしやら、手弁当でも雑用の手伝いしたいって学生とかいるようなら、お待ちしております。 喜多野土竜

   

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2012.06.21 無料マンガサイト『ぽけまん』オープン

ぽけまん.jpg※ぽけまんトップページにリンクされれいます アプリの不具合で更新がすっかり遅くなってしまいましたが、06月21日に過去作品が無料で読めるサイト 『ぽけまん』 が開設されました。発起人は『警察犬物語』や『北の土竜』や『蒼き炎』『がばい ー佐賀のがばいばあちゃんー』の石川サブロウ先生。

必然的に、デビュー当時からの親友である村上もとか先生や竜崎遼児先生が参加して、それぞれの先生の弟子である本庄敬先生やはしもとみつお先生、魚戸おさむ先生などが集結して、単行本未収録やもう読めなくなった作品を、無料で読者に読めるようにしようという試みです。

直接の弟子というわけではないですが、デビュー作でお世話になった石川先生から「ちょっと手伝ってくれない?」と言われたら、断れるはずもなし、むしろ喜んで参加させていただきました。といっても、座談会の開催にあたって、編集や原作者志望の学生にレクチャーしつつ、裏方の雑用を。

ツイッターの方でも何度かつぶやいていますが、『警察犬物語』は自分の中ではすごく影響を受けた作品ですし、そもそもこのフザけたペンネームも石川先生の名作からの借用。でも、島本和彦先生の『アオイホノオ』だってそうだと思いますよ? だって石川先生は島本先生の小学校の先輩だし。


個別の作品は、自分がグダグダ説明するよりも実際に読んでいただければ、内容の凄さはわかるでしょうしね。『鉄心の弟子』とか、読切を書かないといけない投稿者には、構成とか演出とか、ものすごく参考になると思いますよ。実際問題として、学生を教えていて困るのはそこですから。

投稿者はやっぱり連載作品、それも長期連載作品を手本にしがちですが、キャラクターで転がしていく週刊連載の手法を無批判に真似しても、良い読切にはなりませんからね。自分はそもそも、昨今の週刊少年誌の読切軽視の姿勢には、疑問を感じていますから。

他にも『ウォークライ』の原型となった竜崎先生の『男のトライ』も、やっぱり燃えますしね。本庄敬先生の動物への愛が伝わる『さかなとけものたちの物語』も、こういう作品群がもっと増えて欲しいと思っている身なので、ぽけまんがこういう作品を発表する場として機能すれば、嬉しいですが。


実は、はしもと先生や魚戸先生には面識がなかったのですが、この規格の関係でお会いして、その温かい人柄にふれてますますファンになりました。作品は、作家の人間性がにじみ出るものなんですねぇ……。そこら辺は、コラムのコーナーのページでご確認いただけるかと思います。こちらは1週間に1回の更新を目標としております。

座談会には自分と同様に直接作品を発表していない金平守人先生も参加されていますが、そのうちになんか提供するでしょう。で、自分は裏方に徹しようと思ったんですが、せっかくなんでなんか書け、ということになりました。参加されている先生や今後参加予定の先生とかのメンツを見ますと、ある思いが。

そう、少年ビッグコミックで執筆された先生が多いんですよね。なので、Twitterでちょっと話題になった某誌編集者の炎上マーケティングに対する疑問とかもありまして、80年代少年誌の思い出話と絡めて、ちょっと書けるかなぁと思った次第です。まぁ、グダグダ文なのでお目汚しご容赦ということで。


で、オープンしてみたらびっくり、座談会はともかく、村上もとか先生のコラムのページと同じ所に置かれているし……。実際に見た方にはお分かりでしょうが、もうこの旅のスケッチが素晴らしくって。なんですかね、ザックリとしたラフなデッサンなのに、そこの空気感……明るさや重さが表現されています。

村上先生のイメージとしては、少年誌の王道から青年誌でもヒットを飛ばす、高いデッサン力と構成力というイメージなんですが、こういう柔らかい絵も描けるんだなぁと。いやまぁ、技術力型変えればいろんな絵が描けるのは当然なんですが、こういう味のある絵は技術だけでは無理です。

斉藤先生とも見て絶句したんですが、正確なデッサンのさらにその先、それこそ印象派の絵画ではないですが、心に写ったイメージを濁りなく描くのって、実は難しいです。特に、村上先生のような高い技術がある方は、かえってその技術が邪魔するので。絵を志す人間は、必見です! 喜多野土竜

   

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2012.05.01 コミック乱6月号発売中

201206乱.jpg※コミック乱2012年6月号の表紙 更新が遅くなってしまいましたが、4月27日に発売されました リイド社刊『コミック乱』2012年6月号 に、隔月連載の浮世艶草子が掲載されております。今月号はズバリ、座敷童(ざしきわらし)がテーマでございます。今回は、松崎と村枝の八代藩コンビのシリーズでございます。

単行本を読まれている方ならご存知でしょうが、このコンビは日本全国を旅して、その地域の特殊な性風俗に出会うという役回りでございます。最初は1回限定のキャラクターのつもりだったのですが、書いてる内にどんどん広がっていった感じでしょうか。また、日本全国のおおらかな性の分化というのは、興味深い事例が多いので。

日本の性分化というのは、禁欲的なキリスト教の影響が強いそれに比較して、かなりおおらかです。と申しますか、インドにしろ中国にしろ、そもそもアジア自体が性におおらかといいますか、少なくともキリスト教の価値観とはかなり異質な、開放的な文化がございます。ただこれは、やはり環境によるところが大きいような気もします。


ベトナム戦争の直後、ベトナムに行った日本人のルポライターの方々は、戦後というのは食うや食わずの生活をしているのだろうと、日本の経験から勝手な考えを持って現地に向かったそうですが、東南アジアは自然環境に恵まれて、食料は豊かだったとか。二毛作でコメも収穫量の多くない品種なのにけっこう採れるし、果物とかも豊富でございますしね。

逆に、聖書で『乳と蜜が流れる場所』とされるカナンは、日本人の目から見ますと実に荒涼とした土地です。地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域ですから、それでも砂漠とかに比較すれば恵まれた土地ではございますが、こういう厳しい自然の中では、禁欲的な宗教でなければ、生き残れない部分はあったのかな……と思う次第。

日本も飢饉による飢え死がございますが、これはむしろ江戸時代にコメ栽培にこだわりすぎた結果で、日本自体は四方を海に囲まれているために気候は安定し、水に恵まれ、縄文時代からずっと国土面積の割には課題な人口を抱えております。これは、日本という国がいかに自然に恵まれた国かと証明に思えます。


ところが、日本人はコメに対する執着が強いので。もっとも、世界樹には小麦食文化と米食文化があるのですが、小麦食文化圏にコメが入ってくると、ほぼコメの方が主食になってしまうそうです。それだけ米は美味しいのですね。ただし、元々が熱帯の作物ですから、江戸時代には品種改良が進まず、冷害で飢饉になってしまうのですね。

現在は品種改良が進んで、北海道ですら米どころになっておりますが、江戸時代の北海道松前藩は、米が取れないことがコンプレックスだったとか。形式的な石高として家格は外様大名の1万石格(幕末に3万石)を与えられていましたが、実際は、北方との貿易を独占していたために、かなり繁栄していたようでございます。

今回は、コラムの方でそこら辺の飢饉の問題とかと絡めて、ちょっと陰惨な話にも踏み込んでおります。筆者自身は江戸時代のおおらかさや人間関係の濃厚さとか好きですが、何やら理想郷であったかのような持ち上げ方をする意見には、疑問を持たざるを得ません。今日的な人権感覚から見たら、悲惨な部分はいくらもございますから。

ところで座敷童といえば奇しくも、現在は水谷豊さんが主演の映画『HOME 愛しの座敷わらし』が公開されておりますが、コレはまったくの偶然でございます。本当は、別の話を描き上げたのですが、季節的に微妙なので別途書いたのが今回のお話です。先に書いた話も、内容的には担当編集様からOKは頂いておりますので、時期を見て発表したいところです。

さて、座敷童といいましても日本全国に、似たような子供の妖怪といいますか福の神といいますか、微妙な存在としての神様というのは存在しておりますが、日本の場合はそこら辺の性格が曖昧でございますね。菅原道真のように、たたった人間を神として祀る、という習慣がございますから、何やら圧倒的な霊力を持った存在はもう全部神様なのでしょう。


もっとも、神様といっても欧米の『GOD』の概念と、日本人が考える神様の概念は、ずいぶん違うのは、古くから指摘されるところです。日本の八百万の神様というのは、むしろスピリッツなどの概念に近いようですね。日本のこのような妖怪のような神様についても、いつかまとめて本を書いてみたいものですが、なかなかお声がかからないのが残念です。

そうそう、『浮世艶草子』4巻が電子書籍でも配信解禁となりました。書店で入手しにくいという方、電子書籍のほうがスペースを取らなくていいという方、是非どうぞご購入くださいませ。 篁千夏

   

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2012.04.22 不具合

bind_free114.jpg なんか、サイト構築プリの『BiND4』が上手く保存されていなかったのか、開くのにやたら時間がかかってしまって、更新が遅れ気味になっていますが。取り敢えず日記は週1回のペースを無理に守りつつ、意外と評判がいい『Theory』コーナーの映画の紹介とか、もうちょっと更新を頻繁にしたいんですけれどね。せめて週1回とか。

本当は、本とかももうちょっと紹介したいのですが、現時点では映画に集中したほうがよさそうですしね。マンガの紹介に関しては、ちょっとやめておこうかなと。どうやっても、褒めればお手盛りとか言われるでしょうし、批判すれば反発する人が多いでしょうしね。個人的には、白泉社の少女マンガ論とか、新書にまとめてみたいとか思いはあるんですが。

来週は、コミック乱の6月号が発売されて、篁の『浮世艶草子』が掲載されますので、ソッチの方の話題になるかなと思います。で、ツイッターでちょっと話題にした、間引きに関するネタを内容なので、ちょっとそちらについても再来週辺り、あれこれ話してみたいことはあるのですが……篁に任せちゃいます。 時枝威勲

   

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2012.04.15 13日の金曜日に講義開始

bind_33.jpg さて、京都嵯峨芸術短期大学部の2012年度の講義が始まりました。自分は短期大学部を卒業して、もうちょっと深く勉強したいので大学の方に残った専攻科の生徒の編集デザイン論の講義と、漫画編集論の選択教科の担当をしています。といっても、市販の本を読めばそれですむような内容をやるはずもなし。

大学の講義といっても、日本の大学は高校の授業の延長のように、講師が一方的に喋って、時に眠そうな生徒にルーティンワークとして質問し、黒板にあれこれ書いて、生徒はそれを暗記して、試験で暗記力を試すような講義が多い部分はありますね。テレビで有名になったハーバード白熱教室とは、程遠いレベルですね。

もちろん、そうでない講師もたくさんいるのでしょうが、自分自身の経験や後輩たち、あるいは幾つかの大学の生徒の話を聞くに、自分たちが学生だった頃の状況とは、あまり変わっていないようです。なので、自分の講義ではまず試験をなくして、できるだけ生徒が能動的に考える講義を考えてみました。


昨年は、講義内容的にちょっと手探りな部分も自分にあったのですが、今年はそこら辺で、できるだけ生徒に考えさせる・ディスカッションさせる・正解を求めずにプロセスを重視する、という点に注力しようかなぁと。今年も、向学心の高い生徒が多そうなので、その点では安心していますが。問題は、こちらの教えるレベルですかね。 時枝威勲

   

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2012.04.08 花見の季節ですね

kopag.psd 昨日は、永久保貴一先生宅にお呼ばれして、お花見でした。いろんな漫画家さんや、先生の広い交友範囲でユニークな方々がいらしていました。鹿児島では桜は3月というイメージが強いですし、そもそも花見というのがそんなに盛んな風習ではないですね。なので、東京での花見の盛り上がりというのは、ちょっと意外でした。

上京して、念願だった恩賜上野動物園に行った時、さすがに咲き誇る桜に圧倒されました。なるほど、コレだけ豪勢に咲いていれば楽しいだろうなと。江戸時代は娯楽が少なかったですから、こうやって花見で女は着飾って衣装比べをし、男は酒飲んで大騒ぎと。そういうガス抜きが必要だと、吉宗はよくわかっていたんでしょうね。

割とその政策も、大衆迎合的というと問題がありますが、小石川療養所の設立や目安箱など、大衆の不満をそらす役割のある政策はやっぱり大衆の心理をわかっていたと思いますし、新田開発や蘭学の部分的解禁、木曽川の治水工事に着手した点など、名君と呼ばれるにふさわしいい旋削は枚挙にい暇が無いです。


 とはいえ、吉宗の緊縮財政は悪しき前例になったのは事実。というか、質素倹約を旨とする儒教道徳は経済がわかっていない部分がありますからね。幕末から明治の二宮尊徳(金次郎)も、倹約によって資金を蓄積して、拡大再生産に当てるというものなんですが、倹約部分ばかりが強調されてしまい、その精神は平成不況にも悪影響を与えている部分もあるような……。

けっきょく、金を回していくというのは、結構な才覚が必要なわけで、経済人類学の研究成果を見ますと、アフリカのダホメ王国とか、無文字社会なのに経済的な取引では、白人を手玉にとるようなタフな商人ぶりを発揮したようです。商人という言葉自体が、中国の殷王朝の本来の名前が商であり、王朝が滅亡した後にユダヤ人よろしく各地を回って商売をしたからとか。

そもそも、中国自体が南方系の人間が船を使って北上して交易を始めたのが、都市国家の最初という指摘もあります。人間は経済的な動物であり、同時に呪術の世界に生き、溜め込んだ富を無意味に蕩尽していたわけで。花見というのは、そういう意味では非常に祭りらしい祭りだと言えますね。ただ、基本人は戦争を最大の祭りにしちゃう危険性もあるんですけれどね。 時枝威勲

   

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2012.04.01 エイプリル・フール

96-ロゴ.jpg写真についての簡単な説明を入力 特に何もないですね。世界各国ではなかなか洒落の効いたいたずらが、盛んに行われたようですが。日本では、NHKがエイプリルフールだとちゃんと分かるような洒落を言ったら、抗議をしてきた清廉潔白にして曲がったことが大嫌いで聡明な方々がいらして、謝っていらっしゃいましたね。バカバカしいい。洒落を洒落と許容できない社会なんて、ほんとロクなもんじゃないと思いますし、自分は抗議した人はNHKの揚げ足をとってスッとしたいだけの、清廉潔白にして曲がったことが大嫌いで聡明な方々だと思いますけれどね。エイプリルフールで一番つまらない話題が、コレでした。 時枝威勲

   

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2012.03.28 サイトをあれこれいじっています

bind_70.jpg写真についての簡単な説明を入力 イロイロと試行錯誤しながらやっているのですが、そこら辺は試行錯誤ということで。Twitterの方で、テレビとか観なくなった代わりに映画をかなり見るようにしていると話したところ、けっこう反響がありました。学生とか教えていますと、そもそもマンガさえものすごく限定的にしか見ていない子がけっこう多数派なのですが、自分は映画をできるだけ観たほうがいいと言っています。

理由は簡単で、よくも悪くも映画というのは巨大なお金が動く産業なため、そこに集う才能もやっぱりスゴイことが多いから。低予算な映画はその分、アイデアがすごかったりしますし、極端なことを言えばどんなダメ映画にも、一箇所は学ぶべき点があります。それはセリフであったりシーンであったり役者の表情であったらり。何故ダメなのかを追求すれば、それもまた大きな財産でしょう。

加えて、投稿者はどうしても人気作品を参考にしたり影響を受けますが、それはだいたいが週刊少年誌の長期連載であることが大きく、30ページから多くても45ページの投稿規定枚数の中で、物語を織り成すという点において、何かと難しい点が多くなります。その点において、映画はシリーズ物はともかく、1本の中で登場人物の背景を描き、事件を起こし、それを解決されるという、読切に近いスタイルですから。

ただし、映画というのはマンガに換算したら180ページから240ページの内容ですから、個人的にはサザエさんやアンパンマンやドラえもん、クレヨンしんちゃんのような、ショートのアニメがベストだったりはします。10分から15分ぐらいの短いアニメが、実は30ページに該当する長さです(時間表現型か主観表現型かで差は出ますが)。

自分がガキの頃は、毎回違う主人公の2本立てだった『まんが日本昔ばなし』という名作があったので、思えばあれが作品作りには大きな影響を与えたかなぁと。近年はDVDも出ていますし、参考にされてみてはいかがでしょうかね。ということで、今までのつぶやきをまとめる『Theory』のコーナと、自分が観た映画や漫画や小説、学術書などで参考になったものを紹介する『Favorite』のコーナーを立ち上げようかと思っています。まぁ、時間が無いのでボチボチと。 時枝威勲

   

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2012.03.21 フリーになったら

MANZEMIカバー.jpg たまに、サラリーマン辞めて物書きになりたいという相談を受けることがあります。自分の答えは決まっていて「やめたほうがいい」です。会社を、ではなく物書きになるのを、です。なぜか? 理由は簡単で、本当になりたい人は、どうやったらなれるかをリサーチしてそのために必要な事を逆算して、自分に夢の実現へのハードルを課して、一歩ずつ実現しているからです。

自分に聞いてきてる段階で、すでにダメなんです。20年前ならともかく、今はいろんな所で情報が取れますし、本当にヤル気があるなら、時間をかければ必要な情報のほとんどは取れます。そういう情報とは異なる、自分が調べきれていない生の現場の声を聞きたいとか、自分のイメージと実態のズレを修正したいので聞きたいいうのならともかく、漠然としたイメージで語ってる時点で、それは単なる逃げなんですね。

今の商売が、上からは怒鳴られ・下からは突き上げられ、つまらない。隣りの芝生は青く見えるから……では何をやっても無理です。自分に適性があるかもしれない物を探す努力さえしていない、ナマケモノですから。きつい言い方ですが、どうにも安直に考えている人が多く感じるんですよね。

たとえば、ダメなサラリーマンは「近頃の若い者は3年で会社を辞める」と嘆きますが、糞も味噌も一緒にしている時点でダメ。自分の人生にちゃんと責任が取れる人間は、入った会社のレベルが低いと分かったら、履歴書にかける職歴の3年をめどに、次のステップのために何ができるかちゃんと考えていますから。

で、どんなダメ会社でも、そこで学ぶものは絶対にたくさんあるわけで、そこで次のステップに繋がる経験値を貯めこむのに3年は最低限必要。会社で補えないものは、専門学校に通ったり独学したり、できる人間はちゃんとやっています。で、その会社でちゃんと手土産になる実績を積みますから。興味の有る方は、下記の本をお読みください。

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)


けっきょく、必要最低限のことさえ自分でできないのならば、ハイリスク・ハイリターンな商売に、有るかどうかもわからない才能を期待して飛び込んで失敗するぐらいなら、チャレンジしないことでしょう。だいたい、持ち込みとか賞への応募は、サラリーマンでもできるんですから。サラリーマンやりながら、マンガ家の重労働をこなしてる人もけっこういますから。逃げる前に、まず戦わないと。自分自身と。 時枝威勲

   

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2012.03.14 『確定申告終了』

kopag5.psd ようやく終了です。アルバイトのおばちゃんのせいで、すぐに終わるはずだったのに変な場所に通されて、さんざん待たされたらそこは今年青色申告がはじめての人の相談窓口。もう勘弁してくれよという感じなんですけれどね。自分の場合は、もう清書するだけ状態なので、1時間ほどムダにしました。さて、確定申告の方法と、おおまかなところを。

・地代家賃……仕事場の家賃ですが、仕事場を借りずに自宅アパートで仕事をしている人の場合は、居住面積にしめる仕事空間の分だけ、家賃を必要経費と出来ます。と言っても、50%を超えることは難しいので、自分は30%で申告しています。これは、水道光熱費も通信費も同じように考えることが可能です。

・事務用品費……こえれは難しくて、知り合いのマンガ家はパソコンが事務用品として認められませんでしたが、自分の区では問題なしでした。もっとも、10万円を超えるようなパソコンやカメラなどは、減価償却の期間を分ける必要があるので、面倒くさいです。

・消耗品費……マンガ家とか、とにかく紙をたくさん使いますからね。MANNZEMIの見本をプリントアウトした時は、インクは一瞬でなくなり紙はもういくらあっても足りない状態。マンガ家だと、原稿用紙やトーン、インク代などかなりかかります。

・交通費……これは領収書が要りません。でも、自分が出かけた時のスケジュールとか、目的地だけでも予定表アプリなどに残しておくと便利です。今は、乗り換え案内などのアプリで交通費が一発表示されますから、楽ですね。自分は、行く場所のパターンを20箇所ほど最初の段階でテンプレート化しておきます。集英社なら自宅から神保町までの交通費の額は決まっていますから、そういうパターンを作っておくと便利ですね。

・取材費……これは、例えば自分が取材のために奈良県の寺社仏閣を訪れたとして、その時の交通費や、取材した人間と喫茶店や食事しながらの費用が、接待交際費ではなく取材費に組み込めます。もちろん、宿泊費とか写真の現像代なども。接待交際費とか交通費が多くなりすぎて税務署に疑われることもありますから、項目を分けておいたほうが無難ですね。

細かく言えばもっといろいろコツがありますが、取り敢えずはこんな感じで確定申告に備えること、最初の年はできるだけ早くて空いている時期に行くと、税務署の職員も余裕があるのでいろいろと細かく書き方を指導してくれます。青色申告会を利用するのも、もちろん手です。 時枝威勲

   

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2012.03.07 『確定申告の前に』

kopag4.psd 自分の場合は最初の確定申告の時から、Excelに1年365日の必要経費を書きだす、という形でずっとやっています。マンガ家の場合は、スポーツ紙を読もうが本を買おうが、それは作品作りのための新聞と諸費として認められます。実際問題として、どこまでが娯楽でどこまでが仕事か、よくわからない商売ですからね。

加えて、取材費という形で映画を鑑賞したりとかも必要経費に加えられますから、映画の半券やパンフレット等を購入しても、領収書は取っておきますし、コンビニのレシートも証拠物件として取っています。で、1ヶ月もすると財布がパンパンになるので、これを近所のダイソーで買ってきた『領収袋』にいれます。領収袋は表に1月から12月までの欄が印刷されているので、区分けするのが楽なんですね。

で、これをエクセルで撃ちこんでいくのですが、テンプレートとして1月1日から12月31日まで日付を打ち込んだものを用意してあります。自分は 月日・必要経費項目・経費額・詳細・備考 という項目にしてあります。で、必要経費って基本的に、以下のものなどで、最初からテンプレートとして作っておいて、コピー&ペーストすると楽です。

・地代家賃(仕事場の家賃)
・水道光熱費(電気・ガス・上下水道費)
・通信費(固定電話費・携帯電話費・プロバイダー代など)
・事務用品費(ペンやノートに加え、パソコンのアプリなど)
・消耗品費(紙やプリンターのインクなども)
・贈答費(編集部への差し入れとか盆暮れのお中元・お歳暮など)
・新聞図書費(書籍・新聞・雑誌・メルマガ・電子書籍などの購入費用)
・接待交際費(打ち合わせ費用とか、アシスタントの食事代など)
・交通費(打ち合わせや取材に行ったりした時のバス・電車・タクシー代)
・取材費

長くなるので、続きます。 時枝威勲

   

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2012.03.01 『確定申告の季節』

kopag.psd 今年は3月15日ですか。トキワ荘プロジェクトが、マンガ家のための確定申告などの勉強会を開かれていますが、日本の税制は複雑怪奇なので、球が痛いところです。自分も、サラリーマンから自営業になって、知らないこと・わからない事だらけでした。

ただ、自分が運が良かったのが、柔術の道場に行って会社の交友関係外の広がりを持っていたこと。そこには、弁護士もいれば医者や公認会計士、頭に矢がつく自由業の人とか、多士サイサイでした。おかげで、公認会計士の友達から、確定申告のアレコレを聞けました。

一番大きかったのが『白色申告でも赤字の繰越ができる』という点でした。確定申告には青色と白色があるのですが、青色は控除も大きく、赤字の繰越もできるため、お得です。でも、申請してから適用されるのは翌年です。なので、サラリーマンを辞めたりして初年度に青色申告はできません。

ところが、赤字が一番大きいのも辞めて初年度なんですよね。ところが友人に相談したら、作家は漁師とかと同じで、収入が安定しないので赤字の繰越の例外規定に入るとのこと。これは、税務署の人間もほとんど知りません。なので、白色で赤字の繰越を出来るかと聞いたらできませんと、胸を張ってできませんと応えます。

でも、彼らは会計士ではありません。なので、それは間違いだと正してあげましょう。もちろん、繰越は青色の方がお得なので、翌年からは青色にしましょう。詳しくは、地元にだいたい青色申告会がありますので、税務署にその時期は案内などを置いてありますので、確認して登録して、いろいろ聞いておきましョう。 時枝威勲

   

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2012.02.27 『コミック乱4月号発売』

乱04.jpg 本日は、リイド社刊『コミック乱』の4月号が発売でございます。隔月連載の『浮世艶草子』でございますが、今月号は掲載されております。タイトルは『神隠し』ということで、尊敬する岡本綺堂『半七捕物帳』的なテイストを狙ってみたのですが、いかがでございましょう。24ページという長さは、本格推理物には向きませんが、こういうテイストの作品には合っているのではないでしょうか。

 岡本綺堂の場合は、怪奇趣味と推理が同居というか未分化なのですが、ここらへんは推理小説の元祖であるエドガー・アラン・ポーの作風と重なりますね。ポーも『黒猫』や『アッシャー家の崩壊』など、現在ではホラー作品と分類されるような作品がもともと多いですね。ポーの影響を受けて執筆されたシャーロック・ホームズのシリーズにしても、『バスカヴィル家の犬』などは、ゴシック・ホラー的な味わいが強いですね。

日本では、ポーの影響を受けてペンネームも江戸川乱歩としたように、推理小説の元祖とも言われる乱歩も怪奇趣味の作品が多いですね。『犬神家の一族』などの横溝正史の作品も、映画はかなりホラーな側面が強調されていました。タイトルも『八つ墓村』や『悪魔の手毬唄』など、インパクトがある作品が多いですが、実際の小説はそこまで陰鬱ではないのですが。

さて、本作はあくまでも艶笑話というコンセプトなのですが、作品内でシリーズ化しており、わりと怪奇趣味な物もございまして。松田彦治郎のシリーズは、個人的には気に入っている作品でございます。捕物帳ですから、殺人事件と絡んだお話になりますので、書いていて楽しかったりもします。単行本4巻をお買いの方は、今回のオチはちょっとピンとくる仕掛けもしてあるのですが、まぁお遊びということで。ご感想などメールいただけたらうれしいです。 篁千夏

   

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2012.02.20 『流れていくもの・残すもの』

kopag5.psd Twitterはとても面白い存在で、空いてる時間に今流れていることを追いかける、という意味ではmixiよりも気楽で楽しい部分はあります。もちろん、流れていくものなので、すごく良い情報を見逃してしまう部分はあります。そこがもったいないといえばもったいないんですが、もう縁がなかったと諦めるしかにですね。

 現在、喜多野土竜のアカウントは400人弱のフォローをしていますが、たぶん500人ぐらいが情報を追う限界じゃないかと思っています。一節には、人間が追える人間関係は150人ぐらいが限界ではないかという説を見かけました(これもTwitterで)。フォロワーの書き込みの頻度にもよるのですが、ちょっと納得です。

 自分の場合、Twitterは情報収集と発信、あとは考えをまとめる前にダラダラと脳髄から思い浮かぶことを書き留めるという感じですかね。140文字という制限の中で書き留めたほうが、区切りがいいようです。本来はこういう文章は、75文字から100文字程度の文章がいいのですが。で、思うところあってTwitterで流れていった物の中で、備忘録として残しておきたいものを、このサイトに収録していこうかなと思い始めました。

 なので『Theory』という項目を作って、とりあえずぶち込んでみようかなと。まぁ、今の時期は忙しいんですが、ボチボチとやっていこうかなと。 時枝威勲

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2012.02.17 『Gumroadのこと』

016.jpg ツイッター上でにわかにGumroadという言葉が飛び交っていて、何かと思ったら。小額決済のPayPalを使って、個人が自分の作品──音楽だったりイラストだったり小説だったり──を直接配布するという仕組み。面白そうだと思ったら、これはこれで問題あるぞというつぶやきやらブログのリンクなども流れてきて、ふむふむと読ませていただいた次第。

確かに、何万人とかフォロワーがいるマンガ家とかが、個人で出したらファンの厚さと比例して面白い場にはなりそうです。ただ、海賊版を勝手に出版される危険性の指摘とかありますし、それをこのシステムだと著作権者が気づかないこともあるわけで。そこをどう防ぐかのシステムもわかりづらいですね。自分は電子書籍とか期待していますが、それは大手が考えるようなデカイ商売ではなく、単行本の売上とかがイマイチで描く場がないけれど、根強いファンから利益率のいい形で集金できればなんとか食っていけるマンガ家の一助にならないかなぁという思いから。

落語家の知り合いに言わせると、1000人入るホールに客を呼べたら、それは一流ですよと。マンガ家の場合は、初版部数が減ってきたとはいえまだ3000部やら5000部を最低限として勝負する世界ですからね。もし、1000人の読者が毎月300円払ってくれたら、なんとかマンガ家は食っていけるわけで。自分はやっぱり、細々とでもいいから才能あるけれど大衆的人気は得られない漫画家さんも、食っていけないかなぁというのを、フリーになる前からずっと思っています。

ただ、そのためには、流通・宣伝・課金の問題が常につきまといます。流通は電子書籍でなんとかなるけれど、宣伝の部分は、無名の作家が口コミだけで支持者の和を広げるには、やっぱり5年とかかかってしまいますしね。どうしても、雑誌というポータルが必要になるわけで、学説的にそこをクリアできれば、何とかなるかなぁと。そこの方法論については、いくつか考え方はありますが。『中国嫁日記』の井上先生のような形は、誰でも良質な作品を書けるわけではないので。

ただ、課金の方法はこうやってクリアできる部分って、あるんだなぁと思うので。iTunesStoreのプリペイドカードのような形で、クレジットカードの情報流失しない形が、広くできないかなぁとか。mぁ、ボチボチ考えていきます。 時枝威勲

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2012.02.13 『嬉しかったこと』

bind_22.jpg 本日、Twitterでアレコレお話をしていましたら、NHKの鬱病についての番組の流れから、ロボトミー手術という言葉が流れて来まして。そこでニワカに、ある漫画のことを思い出しました。それは、従兄弟が購入していた中学生向けの学年誌(中学時代とかそんな名前だったような)に掲載されていた、とても怖い作品でした。内容は、ある医師の息子が主人公で、彼の父親がかつてロボトミー手術を施そうとした患者の脳に、別の小さな脳を発見して、それを切除してある場所に保存していたところ……という内容。

自分は、作品の内容やセリフは覚えているのに、タイトルや作者名を覚えていないという作品がたくさんあり、たまたまその時にすがやみつる先生がツイートされており、そういえばあの絵柄はすがや先生ぽかったぞと思い、思い切って尋ねた所、ビンゴでした! こちらのリンク先までご提示いただきました。タイトルは『赤い死神』で、なんと昭和51年の発売。連載はその前ですから、6歳から7歳ぐらいの頃の作品です。ラストシーンとかすごく怖くも救いがあって、心に残る作品でした。

で、それ以上に嬉しかったのが、すがや先生のこのお言葉でした。いやぁ〜、本書が発売されてから、マンゼミを購入されたプロのマンガ家やイラストレーターは、80人を超えています。その中の40人ぐらいは、自分の昔からの知り合いだったりするのですが、Twitterで「買いましたよ」と報告いただいた先生が、40人ほどいらっしゃるんですよね。北崎拓先生や藤田和子先生など、自分が昔からファンだった方から、購入報告を頂いた時は天にも昇る気持ちでしたし、DMで購入を報告された方とか、本当に嬉しい限りです

すがや先生は『ゲームセンターあらし』で有名ですが、以前に学年誌に掲載されたスパイダーマンについても、お話ししたらすがや作品だったということがあり、検索して見ましたら、こんなサイトを見つけまして。大島やすいち先生の『火の玉レッズ』やわたなべまさこ先生の『青い炎のファラオ』など、タイトルがわからなかった作品も発見できましたが、77年の小学5年生の『スーパーマシーン・ホーク101』がすがや作品だったのが驚きました。

これらの本は自分が購入していたのではなく、従兄弟が買っていたのを見せてもらっていたのですが、随分長期にわたっているなぁと。自分がこういうキャリアになろうと思ったら70歳を超えないといけないんですが(笑)。しかし、子供の頃に読んで今も覚えている作家さんに、自分の著作を読んでいただけるとは。大島やすいち先生や石川サブロウ先生に自分の作品を漫画化していただいた時も、信じられない気分がしたものですが。こういうのを作家冥利につきるというのでしょう。 時枝威勲

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2012.01.30 『浮世艶草子4巻発売』

浮世艶草子04.jpg 隔月連載というペースもあるのですが、およそ1年ぶりとなる浮世艶草子第4巻の発売でございます。1〜3巻とは少しフォーマットを変えてやってみようかということになり、今回は立ち姿も艶やかな和服美女でございます。八月薫先生は本当に艶っぽい絵を描かれますれば、当代屈指の和風艶絵師ではなかろうかと、おもいます。もちろん、ケン月影先生やダーティ松本先生らベテランの艶絵師はおおございますが、中々若い人がリクルートされづらい世界でもございます。

やはり、和服というのは描くのが難しいようで、プロのマンガ家でもなかなか。また、荒事としての時代劇漫画を書かれる若手マンガ家は多いのでございますが、和事とも言える作品はなかなか。八月先生も、当初はなかなか苦労されたとのことでございます。しかし、4巻ではすっかり和服の着こなしにも慣れて、女性の微妙な重心の表現やら、『MANZEMI』にお手本として載せたいほどの完成度。特に今巻では、女性の背中の表現に冴えを見せておられますね。微妙な背骨のムーブマンでございますか、こちらが秀逸な事この上ない。

最初にこの仕事を頂いた時、当方も右も左もわからぬまま始めましたが、巻を重ねるごとに内容が充実している実感を、日々増しております。もちろん、まだまだ稚拙な部分も御座いますが、笑いあり、涙あり、パロディありの一話完結読み切り連作を、ご堪能いただけましたら望外の喜びでございます。 篁千夏

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2012.01.03 『新年明けましておめでとうございます』

189自画像.jpg 2012年です。平成ももう四半世紀が目前です。おかしいなぁ、つい何年か前に平成になったような気がするのに。あの頃、事業目標として平成24年着工とかあるのを見ると、随分先な気がしたんですけれどねぇ。「降る雪や 明治は遠く なりにけり」と詠われたのは昭和9年ぐらいでしたか。やっぱり四半世紀経つと、そういう感慨を持つんでしょうね。平成の御代も、気がつくと歳を重ねたなぁと。バブルが弾けてからの平成不況はもう慢性化しておりますが、くじけずに頑張って行きましょう。スタジオパグ一同

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2011.12.03 『マンゼミ発売3ヶ月』

bind_22.jpg さてさて、発売3ヶ月っす。本の販売状況は、POSデータというシステムで発売直後から細かなデータが取れるのですが、日本中の書店などにポスシステムが導入されているわけではないので、実数はなかなかわかりません。そりゃあ初版が100万部を超えるような作品ならデータはかなり正確になりますが、部数が低いと実数はズレがち。

また、熱狂的なファンがついた作品だと、POSデータの初動(発売初日から1週間)のデータが跳ね上がり、実際に売れた数字よりもイイ数字が出てきがちです。けっきょく、多くの書店では店頭に置いて3ヶ月たっても売れていない本は、出版社に送り返してきますので、発売3ヶ月でようやく実数がわかる、なんてことが多いので。Amazonや楽天ブックスなどネット販売の方は順調なんですが、書店では苦戦していそうなマンゼミ、なんとか2巻が出る希望が持てるといいんだけれどなぁ。時枝威勲

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2012.11.27 『浮世艶草子 木香茨』

乱01.jpgコミック乱1月号 篁千夏でございます。2011年11月27日発売のリイド社『コミック乱』1月号にて、八月薫先生とのコンビで原作を担当しております、『浮世艶草子』の24話が掲載されております。今回のネタは、男装の麗人をネタに。女装男子のネタもございましたが、それは以前歌舞伎の女形で書いた部分もございますし、ビジュアル的にも男装の麗人ネタがよろしかろうかと。

最近は、江戸時代を妙に美化する風潮がございますが、それは江戸時代の暗い面を見ていないだけ。やはり、今日的な面から見ますと、人権は配慮されていない部分が多くございます。文献を読みますと、性同一障害と思われる方の逸話が残されており、当時としては生きづらかったのだろうなと思います。性転換手術などなかった時代、肉体は男性だけれども心は女性という部分に悩み、僧侶の男色の相手をする道を選んだ方もいたり。

何時の時代も、完璧な時代などは存在しません。しかしながら、そうやって現状を少しずつ変えようという先人たちの努力があって、私たちは今の生活を享受しているのですから、今の足りないものばかり見て、江戸時代の足りないものを見ずに満ち足りた側面ばかりを見ていては、本質は掴めないのではないかと思う此の頃でございます。

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2011.09.02 『ジャンプSQ.マンガゼミナール MANZEMI』

bind_08.jpgようやく……というか雑誌連載にギリギリ間に合う形で、単行本がでました。このサイズの本は、自分はもちろん斉藤むねお先生も始めてだったので、戸惑う部分や勝手がわからない部分もあって、大変は大変でした。

東日本大震災とかありましたしね。さすがの集英社も、紙の確保がどうなるか分からないという部分もあって、ちょっと気をもんだ部分もありました。しかし、集英社ですらそうなんだから、中小の出版社は大変だっただろうなぁと思います。時枝威勲

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