studio PUG……ってナニ?

●2011年09月02日の『ジャンプSQ.マンガゼミナール MANZEMI』発刊に合わせてオープンした公式サイトです。

喜多野土竜 Kitano Mogura

●『MANZEMI』は、1冊にまとめて発売してはどうかという集英社側からの提案を、押し切る形で連載第1回〜6回までを収録する形となっております。理由は簡単で、もし全12回をまとめた場合、ほんの総ページは300〜400ページにもなり、お値段も5000円を大きく超えるもの、場合によっては6000円を超える可能性もあったからです。

●人間は1000円の本を期間を開けて6回購入することはできても、まとめて6000円の本を払うことはなかなか難しいものです。本書はマンガパートは中学生が読んでも理解できるレベルを想定しておりますので、彼らの小遣いの額を考えれば、3000円を超えない価格設定は、どうしても譲れないポイントのひとつでした。

●また、手元において何度も読み返す本という状態を想定すると、400ページの本では厚すぎますし重すぎます。200ページ前後という厚みもまた、妥協できないポイントでした。しかし、200ページほどで2冊に分けた場合、出版社側もリスクが高まります。マンガ入門書というジャンル自体は、それほど売れるジャンルではないからです。


●出版は慈善事業ではありません。売れない本を出版して赤字を抱えるのは、資本主義社会では許されないことです。なので、「もし最初の1巻が黒字が出ないようならば、2巻目は出版されなくても諦めますので、B5版サイズ・200ページ前後・3000円を超えない価格・できるだけ上質な紙の使用を使って出版できないか」と、集英社側には提案しました。

●東日本大震災の影響もあって、一度は出版計画自体が白紙になったりもしましたが、なんとか出版にこぎつけました。お値段も、多くのプロフェッショナルが知恵を絞りあった結果、なんとか2000円をギリギリ切る設定に成功しました。読者の方にはなかなかわかりづらい部分ですが、本来はカラー印刷にも使える上質な紙を調達いただきました。

●加えてカバーデザインは、本来はインクを5〜6種類使うところを、金と黒という2色に抑えながら、ゴージャスさとシックさを兼ね備えた、素晴らしいデザインに仕上がりました。デザイナーの福島トオルさんには深く感謝致します。上條淳士先生にも、「内容を考えればこの方向で間違いない」と、高い評価をいただきました。


●このような経緯でようやく単行本化された『MANZEMI』を、一冊でも多く販売し、第2巻の販売につなげるためには、また内容紹介など丁寧におこなうには、独自の情報サイトの立ち上げが必要不可欠だと考えるに至りました。ジャンプSQ.の公式サイトやAmazonでのクチコミなどは、どうしても限界がありますからね。

●最悪、本書が売れなくて続巻の刊行が不可能となったときに、電子書籍などでの配本の可能性も探らないといけませんので、その場合の情報発信やファンのニーズを汲み取るための受け皿としても、公式サイトは必要かと思いました。電子書籍の可能性はまだまだ未知数ですが、小部数の本の発行にこそ強みを発揮するのではないかと、自分は思っています。

●作品の内容紹介以外にも、メンバーの仕事や独自の活動について、順次お知らせしていく予定です。また、編集者時代からずっと思っていたことなのですが、優れた内容なのに一般に受けずに単行本にならない作品などを電子書籍で掘り起こせないか……という思いがあります。どこまでできるかわかりませんが、ひとつずつ可能性を探っていきたいと思います。

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※本サイト制作にあたっては、デジタルステージのウェブ制作アプリ『BiND4』を使って制作しております。『iD for Web Life』以来のユーザーですが、直感的な操作で特段の知識がなくてもサイトが構築できる使いやすさに、すっかり惚れ込んでいます。

   

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2012年
八月薫作画・篁千夏原作『浮世艶草子』4巻発売(01月30日)八月薫先生の流麗な画力をご堪能くださいませ。
2011年
公式サイト『studio PUG』オープン(09月01日)『MANZEMI』の情報阪神&販売促進のためのサイトをオープンしました。内容は随時更新。
単行本発売(09月02日)『ジャンプSQ.マンガゼミナール MANZEMI』単行本発売
2010年
連載開始(09月04日)ジャンプスクエア10月号より『SQ.マンガゼミナール MANZEMI』連載開始。この時点で編集長は島智之2代目編集長に。
2009年
マンゼミの企画提出(12月27日)かねてより温めていたマンガ技術講座の企画を、茨木政彦ジャンプSQ.初代編集長へ提出。その後、年が明けてから数回の打ち合わせを経て企画開始の内諾を得て、由井琢磨編集が担当に決定。

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『studio PUG』協力メンバー

喜多野 土竜

189自画像.jpg複数メンバーによる共同ペンネーム(日本サンライズの矢立肇のようなもの)。中の人はその時々の執筆内容で役割分担が変わります。主筆は東京工芸大学マンガ学科TAを経て2011年より京都嵯峨芸術短期大学マンガ分野非常勤講師。

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篁 千夏

bind_14.jpgマンガ原作者。代表作『浮世艶草子(作画/八月薫)』。結婚退職を機に、大学の先輩である時枝威勲の勧めもあり、執筆活動に入る。大学時代はキャンパス新聞の美女紹介コーナー『キャンパスの華』に登場したことも……。

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深町 麗市

bind_74.jpgマンガ原作者。『オレが日本を元気にしてやる!』『通潤橋物語』共同原作。元落語家。現在は熊本県八代市で家業の傍ら、執筆活動中。ちなみに中学時代のクラスメートが、マンガ家の村枝賢一先生。

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時枝威勲

世界の王朝興亡史.jpg『MANZEMI』メインライター。大学卒業後、10年と2ヶ月の出版社勤務を経て、フリー。剣道から始まった武術遍歴は、現在はブラジリアン柔術へ(紫帯)。著書は『世界の王朝興亡史(日本文芸社)』他。

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